光触媒による二酸化炭素還元反応(人工光合成反応)

二酸化炭素の低減・資源化を目的として,固体半導体光触媒を用いて,太陽光エネルギーを駆動力とした二酸化炭素の低炭素燃料への還元や,有用化学物質への変換に関する研究を進めています.最近では,銀などの金属ナノ粒子を担持した金属酸化物光触媒を用いて,二酸化炭素と水を反応させ,一酸化炭素と水素と酸素に変換することに成功しています(CO2 + H2O → CO + H2 + O2).触媒表面の構造・電子状態,反応メカニズムを解明しながら合理的に光触媒を設計することにより光触媒の高効率化・高機能化を行っています.

2010年01月21日